『地域に愛され、地域とともに発展する。』今回の事業は三木市出身のパティスリーワイスタイルオーナー横山由樹氏に講演をしていただきました。パティシエの方の講演ってどのような事を聞かせてくれるのかなと思っていたのですが、聞かせていただくと想像していた以上に気付きの多い講演でした。上の写真は今回講師をしていただいた横山さん、横山さんの経営しているパティスリーワイスタイルの写真、パティスリーワイスタイルのメンバーの写真です。
1.CSRって何?
今回のテーマが地域と企業のかかわり方についてのお話だったので、まず企業が地域に対して社会的責任を果たすCSRについて、私が説明しました。申し遅れました、今回この事業を企画設営した素敵な経営者育成委員会委員長 久語拓馬と申します、よろしくお願いします。
CSRとは一般的に「企業の社会的な責任」と訳され、企業の社会的な責任とは何かというと利益を追求するだけでなく、社会的課題解決に向け、主体的に取り組み、社会から愛され、必要とされる存在になる必要があるということ。またCSRに取り組む事は社会から信頼され、社員がその期待に応えるという使命感と生きがいを持って仕事に臨み、自分たちの仕事や職場を家族に、そして社会に誇れるようになるという内容だったのですが、初めてのパワーポイントを使っての説明で上手く伝える事が出来たか不安でが・・・
2.横山さんの講演
その後、パティスリーワイスタイルのモンブランが参加者全員に配られ、当日の主役である横山さんの講演が始まりました。
【宮脇会長だけモンブランが2個だったのを気付いたのは、僕だけでしょうか(笑)】
ご覧のスイーツを食べながらの和やかな雰囲気の中で始まった講演は横山さんがどういう方かの紹介から始まり、その後は横山さんのパティスリーワイスタイルでの地域を巻き込んだ活動についていくつか事例を紹介してくれました。
その主な活動は下記の通りです。
・地域の老人ホームでの老人を対象としたお菓子教室
・お客様のお子様にイラストを描いてもらい、それを基にケーキを作る『夢ケーキ』
・夏の縁日
・ハロウィーン
上記の活動は一部なのですが、この中でも特に『夢ケーキ』は一番インパクトが強かったです。
夢ケーキ
この『夢ケーキ』というイベントは元々、長野県の清水さんというパティシエの方が毎日のように報道される家族間の悲惨な事件や子供たちのいじめや自殺が少しでも減るように、パティシエとして何か出来る事はないかという想いからスタートしたプロジェクトです。このイベントに横山さんも賛同しました。お店によって少し違いがあるのですが、パティスリーワイスタイルさんの『夢ケーキ』の流れです。
①ご家族で夢を語り合う
↓
②夢を絵にかく : 自分の夢が実現した時の事をイメージして描きます。
↓
③夢ケーキを作成 : 職人さんが2週間かけて絵と同じケーキを作る。
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④家族で夢ケーキを食べる : 夢について家族と話し合いながらケーキを食べる。
この夢ケーキのお話を聞いていて、自分自身が自分の子供がどういう夢を持っているかを知っていない事にはっとしました。日頃忙しくて、子供がどういう夢を持っているかという事を聞いてあげていませんでした。この夢ケーキというイベントは親が子供の夢を聞くきっかけをつくり、親と子供が向き合う事を手助けしている素敵なイベントなんだなと感じました。
夢ケーキ以外のイベントもそうですが、1つ1つのイベントに横山さんの『思いやり』や『優しさ』があふれていて素敵だなと感じました。
まとめ
今回の講演の中で、テーマの1つであったCSRとは、社会から信頼される為に地域に何かをするのではなく、自分がお客さん、取引先、地域に対して何が出来るかを考え、積極的に行動していく事が結果としてかえってくるのがCSRという事でした。横山さんの日頃の活動を聞かせていただくとその事が良くわかりました。2月のバレンタインデーがある忙しい時期に快く講演依頼を受けていただきありがとうございました。
平成27年度 素敵な経営者育成委員会委員長 久語拓馬