平成27年度10月例会事業 チームワークで富を築け!貿易ゲーム

チームワークで富を築け!貿易ゲーム

「短期間で出来るだけ多くお金を儲ける方法とは!」今回の事業は5つチームに分かれて出来るだけ沢山お金を稼ぐゲームです。そして、このゲームの面白いところは各チームの条件が違うところ。
この「貿易ゲーム」とは資源(画用紙)を決められた道具を使って商品化し、出来るだけ多くの富を築くゲーム。ただ、各チーム最初に与えられた資源や道具は様々で決して平等な条件ではありません。実際に社会を再現したシミュレーションゲームです。(今回の貿易ゲームは三木商工会議所青年部用にアレンジしてあります。)

ルール説明 ~商品を作って商売をしよう!~

①まず、各チームには資源(白画用紙)と資本(道具、お金)が予め与えられます。その内容は様々で日本のように資本は豊富にあるが資源に乏しいチームや、資源・資本共に乏しい後進国の様なチームなど不平等な設定にしてあります。
②商品を生産したら市場で売る事ができ、価格はその時の状況で変動します。
③チーム同士で交渉、協力することができます。
④道具は新たに決められた価格で買うことが出来るが数に限りがあります。
⑤商売のヒントは市場から得ることが出来ます。
そしてゲームスタート時の市場の状況は

「市場では上の製品(図形)に需要があり、1個当たりの相場は2000YEG。」※YEGは商工会議所青年部の呼称で今回は通貨として使用。
各チーム10,000YEGを手持ちにゲームスタートです!

ゲームスタート!

申し遅れました、会長の宮脇です。我々のチーム(3人)は最初の手持ちが白画用紙20枚、鉛筆、はさみ1、三角定規1、定規2個からのスタートです。資源もあり商品(三角形の図形)を作るための定規とはさみもあります。他のチームは切る道具がないチームもあるようで、チーム間で交渉しているようです。まず、直角三角形が作りやすいので、値崩れする前に大量に作って売ってしまおう!ということになりました。
時間との勝負だったので、設備投資という事で、鉛筆とカッターを購入し大量に直角三角形を製作。どのチームも一番作りやすい直角三角形を製作しているようです。少しづつ売ると値崩れしてしまいそうだったので、一気に売ってしまおう!となり必死につくりました。ちょっと欲張りって作り過ぎ時間が経ってしまい直角三角形は半値の1000YEGになってしまいました・・・
値崩れした瞬間にこれはまずいと、大量の直角三角形を市場に売り、事なきを得ましたが、その後は白画用紙で作った直角三角形の需要はなくり売ることが出来ません。他のチームでまだ、直角三角形作ってた人いたのかな?

正三角形の時代が来た

直角三角形に需要がなくなると正三角形か二等辺三角形の2択。我々も直角三角形を売ったお金で新たに白画用紙とコンパスを購入。ここで資源の画用紙に白画用紙の他に色画用紙が売っている事に気づきます。「あれって何?」
まぁ、色画用紙はひとまず考えず、作りやすい正三角形の製作にかかりますが、歩留まりが悪い!直角三角形は画用紙から4個取れたのに正三角形は2個しかとれない。「何か良い方法ないかな??」と相談していると、ここで異常事態発生です。火事発生で我々のチーム15分間製作禁止になってしまいました。え~~~このゲームの面白いところです。不測の事態をシミュレートしています。
と、この15分間の間に正三角形の価格が暴落してしまいます。次は何が流行るのか?

丸が人気らしい

運って大事ですよね!15分間の生産中止がなかったら正三角形を一生懸命作って、値崩れしたころにまた売りに出す、みたいな感じだったと思います。ところが、製作中止解除直後に「市場に直径20cmの丸が流行っているらしい、3000YEGで購入してくれるらしい」との情報が入ります。目の前には白い画用紙とコンパス。これまた、大急ぎで丸を製作しますが、このままでは他チームと、どちらが早く作るかの競争になってしまう。
ここで、経営の勉強でお決まりの「付加価値って何?」ですよ!
単純な丸ではまた、価格が下がってしまう。例えば、この丸のなかにSmileマークで笑顔になれる丸なんて素敵!と丸の中に顔を書きこむ。なんと、3000YEG以上の価格で買ってもらえた。やはり他のチームも同じようなことを考えて「子供用に小さい丸を作りました。」とか「丸が3つ繋がっています」とか色んな事を考え始めました。
誰も作っていない丸を作りたい!と考えていたら、色画用の事を思い出しましたが、既に他のチームに買い占められていました。市場にあまりない色画用紙は出回っておりません。なので、それだけで高値で売ることが出来る。既に価値のない直角三角形ですら2000YEGらしい・・・色画用紙を買ったチームの先見性には脱帽です。
「誰かと同じ視点で同じようなモノを作っては価値は付加出来ない」そんな風に感じました。

まとめ

結果は我々のチームが優勝でした。勝因は最初から資源に恵まれていた事と、それを生かし直角三角形を大量生産し大きな利益を得ることが出来たのが一番の理由だったと思います。このビジネスモデルは大きな資本で値崩れするまで大量生産し、その利益で新たに設備投資で新たな競争をする大企業型だったのではないかと思います。大きな資本と高い生産能力が必要と思います。
我々のチーム以外には最初から付加価値を目指したチームもあったようです。大量生産型と違い値崩れしにくく、自社の強みを生かすことが出来るので中小零細はやっぱりこちらを目指すべきと思いました。ただ、今回は短期決戦で中々成果が出なかったようです。実際の市場に於いても値崩れしにくい反面、付加した価値を認めてもらうには色んな努力と時間が掛かる難しさもあると思います。
今回の事業を通して市場の動向把握と近未来の先見性は経営戦略を立てる上で本当に重要だと思いました。実社会はもっと複雑な要因がある中で事業を継続させていく必要がある。継続性を考えた時には今回とはまた別の視点も見えてくるのではないか、と感じました。
久語委員長をはじめとする、素敵な経営者育成委員会のメンバーの方、本当にありがとうございました。様々な事を考えさせられた良い事業でした。何より、楽しかった!!